購入した配線ダクトに対し、設置場所に馴染むように塗装を行いたいと考える方も少なからず存在しています。この商品は元々が目立ちにくい色に限定をしていて、ホワイト系やグレー系などをメインにして製造販売するメーカーが殆どです。配線ダクトを設置する環境次第では、逆に無機質な色が目立ってしまうこともあり、お洒落な住宅やデザイン性の高い小売店、喫茶店やバーなどお店の中の雰囲気を第一に考えているような場所においては普通のままではせっかくのイメージが台無しになります。塗装においてはまずは利用する方が希望するカラースプレーを探すことが先決です。

缶入りの塗料の場合は刷毛ムラが出てしまうことが多いので、綺麗に仕上げるにはスプレータイプが向いています。下地調整も十分に行う必要性があり、油分を拭き取るシリコンオフの利用や、簡易的に中性洗剤を使っても問題はありません。丁寧な塗装をするには下塗り剤を用いる方法がありますが、屋外など自然の影響を受けない屋内側であれば、下塗り剤はカットしても問題なく塗装は行えます。初めてスプレー塗料を使う方は、一気に塗ることを行ってしまいがちですが、配線ダクトに対しては本体とカバーを別々にしてから3度塗り程度で仕上げることがテクニックです。

1度目は薄く吹き掛ける程度で十分とし、乾燥を待ってから1度目よりも少し多めに吹き掛けます。この時点である程度の色は載っているので、再度乾燥させてからは、2回目の倍以上、塗料が流れないギリギリの感覚でスプレーをすることで完成度の高い塗装作業を完了できます。