インターネットをおこなううえで、欠かすことができないアイテムがlanケーブルです。このケーブルは1998年にオーストラリアの情報機器専門会社が開発したものであり、ブロードバンドを支える基盤として今日でも利用されているものです。日本はもちろんのこと、アメリカやノルウェーといった諸外国でも同じ規格の製品で、どこでも利用できるのが特徴です。lanケーブルの基本的なデザインや構造は昔と同じですが、ネット回線速度は日進月歩の道を辿っているのが実情です。

2020年4月から国内では、5Gという高速通信規格が一般向けに開放されました。これまでの4Gの約100倍の通信を可能にしており、光回線よりも高速通信になるほどです。周波数になおせば50MHzを超えますが、この場合は既存のlanケーブルではその速度を実現することは不可能です。次世代通信である50MHz以上で利用できるケーブルのことを、「ハイファイタイプ」と言い、2016年に製品が販売されるに至りました。

ハイファイタイプのlanケーブルはまだ十分な商品が販売されていませんが、今後2年以内に各社メーカーが新しいモデルを投入していくことでしょう。50MHz帯域の場合、電磁波の影響を強く受ける可能性があるので、ケーブルの外周に銅線を備えているのが特徴です。これは一種のシールドであり、電磁波によるノイズを軽減してくれます。約100Mbpsの最高速度を記録する商品で、高性能なケーブルです。