結束バンドは、今では我々の身近なアイテムとなりました。昔は電気工事現場でケーブルを一まとめにする部品という使われ方でしたが、メディアがこのバンドの特徴を取り上げたことで一気に人気商品となったほどです。その特徴とは、「トラッキング」という凹凸の事を指しています。これは国際特許を取得しており、一方向にしかバンドを締めることができません。

そのため、結束バンドの特性である「一度締めると決して緩まない」という個性を持てるようになったわけです。今では一般家庭から建設現場にまで普及をしているアイテムですが、そのなかでもメガソーラーの設置現場では大いに活躍をしているほどです。ここでは、そのメガソーラーの設置で使用している結束バンドの特性を詳しく見ていきましょう。使用するバンドはランページタイプと呼ばれており、ステンレス製となっているのが特徴です。

200mmから500mmと大きな商品となっているランページタイプは、1本で100kgまで支えられるのがポイントです。メガソーラーパネルは約2tもの重さとなるため、通常のナイロン素材では固定ができません。そこで1996年に国内の電機メーカーが開発したのがランページタイプで、メガソーラー専用となりました。この結束バンドは市販はなされておらず、個人で手に入れる場合はネット通販サイトなどで取り寄せることになります。

建設現場などの足場の固定の利用されるケースもあり、その耐久度が魅力です。