結束バンドの構造と材質によるバンドの違い
結束バンドはケーブルなどバラバラになりやすい物を手軽にまとめる便利なアイテムです。手頃な値段で最近では100円ショップでも手に入ります。構造は簡単で、紐状のバンドの一辺にギザギザの爪がついており、先端はヘッドと呼ばれる小さな穴が開いた出っ張りがあります。バンドを輪にしてヘッドと反対の先端をヘッドの穴に通します。
徐々に引っ張ると輪は小さくなり、目的物を束ねる位置まで来たらヘッドの外側に出っ張っているバンドをハサミで切り取ります。一度通すとヘッドの穴とバンドの爪がかみ合い抜けなくなります。結束バンドが必要なくなっても勝手に外れることはなく、外す際にはハサミで結束バンドを切ります。材質はナイロン、ポリプロピレン、シリコンやステンレスなど様々あり、結束する大きさや目的に合わせて使い分けます。
結束バンドは屋内だけでなく屋外でも使用されます。雨や風にさらされると劣化するため、ナイロンなどの比較的素材が弱い物は屋内で電気コードやケーブルなどを束ねることに使用し、シリコンやステンレスなど丈夫で劣化しにくい物は屋外で園芸に使用したり、パイプの固定や補強に使用します。また、バンドの太さも重要であり、細い物は重量のあるものを結束することに向いておらず、大きく重い物を結束した場合には一か所にかかる負荷が大きくなることで破損する可能性もあります。そのため、使用する場合には結束するものと結束バンドの太さが適正なのか見極めることも大切です。
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