今は、無線LAN(Wi-Fi)を利用してPCやモバイル機器をインターネットに接続する方法が一般的です。それでお無線LANカードを搭載していないデスクトップPCを使用したりノートパソコンでオンラインゲームをプレイする場合は、回線が安定していて通信速度の速いlanケーブルによる接続が行われています。lanケーブルのコネクタ部分をよく見ると8本の細い端子の部分が付いていて、各端子に内部の導線が接続された構造になっています。導線の内部を0と1の電気信号が流れることで、データの送受信が行われます。

各ピンには順番に1~8番までの番号が付けられていて、通信速度の規格ごとに使用される導線の本数に違いがあります。CAT5以下(100Mbps以下)のlanケーブルの場合は実際に電気信号が流れるのは1・2・3・6番の4本のピンだけで、残りの4本は使用されません。これに対して1Gbpsを超えるような高速通信に対応したケーブルであれば、1~8番までのすべてのピンに信号が伝送されます。lanケーブルの内部は合計8本の導線が束ねられた構造になっていますが、規格ごとに信号の伝達方法や周波数に違いがあります。

1Gbpsを超える高速の光回線を利用する場合は、回線速度に応じた高規格のケーブルを選択するようにしましょう。使用するlanケーブルの規格が元の回線速度に対応していないと通信速度が遅くなってしまうので、注意が必要です。